当たり前にある「本」って何だったっけ?
出版の晶文社さんとの打ち合わせが終わりました~
打ち合わせ4時間半……!!!
人間性って話し方や、口から発する言葉とかで出ると思っています。
その出版社の方は、本を大切にしているんだなあ…と。
本を大切にできる人は、人を大切にできる人だと思うんですね。
そんな方と仕事ができるなんて、とても嬉しいです。
本を出版できるかもということになり、
改めて「本」って何だ?と問いなおしてみました。
それは、その人の知識だけではなく、ものごとにおける情熱や人生がつまっているものなのではないかと思いました。
一つ決めていることがありまして、
「本だけは節約しない」ことをしています。
だって千円、3千円、一万円とかで、本が買えるなんてめっちゃ安いやん!!!って思うようになったんです。
特に、写真集は高い場合が多いですよね。
今までの労力を思うと、3千円でいいんですか!!???安くないですか!!!??(汗)ってなります。
(自分のお財布事情は閑古鳥ですが…笑)
それは、自分が実際写真を撮るようになってから思いました。
一枚の写真を撮るためにかける時間、労力、お金、などたくさん協力してくれる人達
「者、物、事」が関係しているということ。
朝鮮民主主義人民共和国に写真を撮りに行った時、そこに行くまでに自分の力だけではない物事が動いてやっと撮れることもあるんです。
私が7年間お世話になっている大学を引退された教授がいるのですが、
10年間朝鮮に通い、これからの日朝の未来に交流が大切だと呼びかけ続けていたんです。でも、歴史問題など色んなことがあって、朝鮮の大学側はすぐにイエスと言えなかった。
でも、何年も何年も通い続けて信頼関係を作って教授の熱意が届いたんです。
朝鮮の大学側が、教授を信頼しイエスと言ってくれた。
双方の時間や信頼、決めてを打ちはった。
その両者のおかげさまで、私は朝鮮の大学生を撮らせてもらうことができたんです。
きっと、日本人と学生を交流させるということを決断してくれた朝鮮側の方の決意も相当なものだったと思うんですよね。
彼らは、日本メディアが流す怖い人達ではなく、女の子の流行はかわいい高いヒールの靴、休みの日はちょっとデートに出かけたり、でも勉強もしっかりするよ。
ということも話をしてわかった。
海外で、例えばスリランカや台湾のある地域で写真を撮る時、先代の日本人の良い行いが伝わっている時、世代を超えた私を歓迎してくれ、ぐっっと近くなって撮れる場合もある。
つくづく、写真って一人の力で撮るものではないなあって思うんです。
この一枚を撮るのに、誰かの長い年月が関わっていることがある。
自分から一から信頼関係をつくって撮ることもあるけど、見えにくい色んな物事が重なりあって撮らせてもらったということを忘れちゃいかんと思うんです。
だから、写真集しかり、書籍にしかり、きっと著者だけではない
色んな人の想いや人生がいっぱい入っていると思う。
そこも大事にしたいと私は思います。
で、出版社の方と打ち合わせして、今まで自分の経歴を「もう、、絞りつくし…た…」
というくらいまで出してきてください~とのことで、しぼしぼしてきます。
んで、社内企画で出してくれはるので、どうなるか楽しみや~~^○^♩