実験室「め」

救急看護師を辞めてフォトジャーナリストへ。自分を生きてみたら何が起きるか実験中

理性や義務に縛られて生きていると人間としての楽しさがなくなる

親友きみちゃんが福岡から神戸に来ていて、わざわざ1時間だけやのに大阪に会いにきてくれました。
 
 
 
きみちゃんは、年齢、立場関係なく誰とでも仲良くて壁を感じない自由な人で一緒にいてとても心地よい人です。
私たちの共通点はいっぱいあるんですが、あまり人がしていないであろうことで、
 
戦争の証言を聞きまくる
 
という所で、ぶつかる壁や考えとか、思いを共有できる少ない人でもあります。
 
 
 
 
きみちゃんは主に、原爆被災者のこと、広島のことを伝えているんですが、
広島の神様に守られている!?と思います。↓

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原爆の日の新聞、お祈りをするきみちゃんが写っています。もうこりゃ天のバックアップばっちりですね。
 
 
 
 
 
3年前看護師を辞めて戦争の証言を聞くことを始めた時、私はあることにぶつかりました。
 
戦争の事実を聞くことが辛くて、きつくて、病んできました。
ほんまにこの世にあったん!?っていう小説よりも信じられんこととかも聞きます。
 
私はどうして良いかわからず、とりあえず病みながら聞いていました。
一点の方向性しか聞けなかったんですよね。
 
でも、その時きみちゃんに言われたことは、
 
「私は愛だと思うねん。辛い戦争の証言を言うって、もう戦争してほしくない愛だと思う」
 
そっか〜!!とその時思いました。
それから、私の考えは変わり、相変わらず戦争の証言の話は強烈なんやけど、
 
 
 
 
 
なぜこの人は、ここまで話してくれるのか?
 
言葉には出ない裏の、その人の想いを感じたり考えることで、
戦争の証言を病まずに聞く事ができるようになりました。
 
 
きっと、私たちに生きてほしいって
 そういう想いで、戦争の事実を伝えてくれているのではと思うんです。
 
 
 
今日は、きみちゃんと感性と理性の話になって、
誰かに話をする時に、歴史や知識を踏まえて話すと具体的だしわかりやすいし、なんか話として成り立ちやすいよね〜という話題になったんですが、
 
 
でも私たちの伝えたいことって理屈を超えた
 
 
人間の感性を最大限に使って伝えたい!!
 
 
 
ということでした。
 
戦争の証言をとっていても、男性と女性の話し方がちょっと違うことが多くあるんですが、
 
 
男性は事実や他からの知識を踏まえて戦争の事実を話す事が多いのですが、
 
女性は、戦争の事実からこういうときどんな気持ちだったかを踏まえて話してくれることが多いです。
 
 
 
どっちも大事です。
同じ女性からだからでしょうか。女性の戦争の証言は体の感覚に残ることが多いです。
 
 
男性の証言を聴く時は、この時どう思ったんですか?どう感じたんですか?とできるだけ聞くようにしています。言わないだけで、心にはしまってはるんだなあと思います。
 
 
なんか、こう、理屈や理性を超えた生き物としての感性、感情で体の芯に響く伝え方ができたらいいな〜と思います。
 
 
 
帰りにきみちゃんが一言、
 
 
「理性や義務に縛られて生きていると人間としての楽しさがなくなるよね」
 
 
せやな〜と思いました。
何事もバランスが大事!
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