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実験室「め」

救急看護師を辞めてフォトジャーナリストへ。自分を生きてみたら何が起きるか実験中

私財100万かけて絵本を作った編集者

人も本も問われる時代の続きで人も本も問われる時代 - 実験室「め」

 

 

ネイティブアメリカン関係の本を出している出版社は珍しいのにも関わらず、

絵本を出しているじゃこめてぃ出版の編集者、石川さんにお会いできることになりました。

 

色んな話をする中で、

人を大切にする人は、本も大切にする人だと私は思っていて、石川さんはそういう人なんだろうなあと感じました。

 

 

そして「古井戸に落ちたロバ」という本を持ってきてくれました。

 

 

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この絵本はネイティブアメリカンの中に伝わる、生き方のヒントが入っている。

 

ネイティブアメリカン達は、色んな伝承があって生き方や精神的なもの生きる上での大切な伝承を持っているんです。

 

以前、ストーリーテラー(伝承を語る者)のトニーさんに石の話をしてもらいました。

こんなかんじで以下参照↓

『見えるもので人とのつながりを確認していた』

http://mememedx.hatenablog.com/entry/2015/11/10/153717

 

 

今、雑音が多く大切なものがかき消されることが多くなってきた今、

彼らの昔~からの伝承は「はっ」と思い出させて軸を戻してくれるものです。

 

もちろん日本にもいっぱいあったんだろうけど、語る者が少なくなってきて、聴く若い世代はあまり聞いてこなかったのではないかと思います。もっと小さい時から聞いておけばよかったなあと思います。(今、戦争の証言を聞いているので、ほくほくしてます^^)

 

 

 

それで、石川さんの持ってこられた「古井戸に落ちたロバ」の作成物語を聞かせてもらっているとですね……

 

 

【これは売れない】

 

 

といって、断られまくっただそうです。それでも引かない石川さん。

石川さんは、このネイティブアメリカンの伝承の本は今、この時代に必要で大切だとの思いがあって、何をしたかと言うと

 

 

私財100万を投じて、絵本の作成を決行したんです。

会社に所属しておきながらそのちゃんとその土俵に立って、私財100万投じてまで【経済】を優先せずに、【今】【誰かのために】を大切にしてこの本を作ったという経緯がありました。

 

今、、こんな編集者の方っているんだ……!!と驚きました。

 

 

本なり、なんなりやっぱり経済の流れの中での産物でもあるようにされてしまっている。

今の状況だと、まだまだ資本主義経済の枠組みの中で生きる必要があるから、やっぱり目先の利益がでないであろう、後世に必要になる可能性がある本を作るというのはビジネス、商売にとって危険領域なところも否めないと思います。

 

でも、石川さんは諦めなかった。

そして、作られた「古井戸に落ちたロバ」は作られ、

 

アマゾンランキング一位(ランキング1位ってサめっちゃイヤ人だそうです)

さらに台湾版もできました!(台湾は日本の絵本が人気なんだそうです)

 

肝心の中身はというと……、、

最後!!!!!!ええーーーー!!!???

となりました。こんなに後を残す絵本私初めてで驚きました。

 

ある意味、読み手、いや生きている人を信頼して委ねているような終わり方なんですよね…!

 

 

東京大空襲の証言の聞き取りをしたおじいちゃんが、ミリオネアの社長をやっていたんです。そこで言っていたのは「昔は、商売ってもんは人助けのためにやるようなもんだった。なのに今の商売は大事なもん忘れとる」

と言っていました。

 

 

お金のために本を作るのか、

人のために本を作るのか、

 

 

このバランスがどうも崩れているのではと感じてしまうんです。色んな場面でも。それがふくれあがって戦争も民族紛争、宗教戦争、脅威に見せかけて戦争ビジネスでの商売。

 

それでも、経済に屈せず本を出した石川さん。

その本は、なんだかキラキラとしているように見えました。

 

魂の入った本って、なんかキラキラすんだなあ…と。

本って物質なのに、持つとなんだかほわあ~と温かくなる不思議。

 

ネイティブアメリカンの写真集出したいなあなんて思ってたんですが、

 

石川さん「ネイティブアメリカンより、今まで板谷さんが聞いてきた戦争の証言でのおじいちゃんおばあちゃんとの関わりの方がアイディアわいてきました。」と!

 

 

今度東京行った時に打ち合わせをさせていただくことに~^^

も、、もしかしたら本が残せるかもしれない(@▽@)

 

 

今まで会って話を聞いてきたおじいおばあって、また色んな人の想いを背負って生きてきはったんですよね。

戦争時代に生き、自然と共に暮らしてきた時代の知恵をたくさん持っている人でもあります。

そして、時代の移り変わり「戦争で人を殺してもオッケー」な時代から今の「戦争はいけない」という、常識が大きく変わっていった流れを見て来てくれている人。

 

そんな、生身で体験した言葉や経験を持ってはる人たちを本に残せたらなあってずっと思っていました。

今までの辛いしんどい伝え方じゃなくて、戦争はあったけれども真剣になれたり、笑えたり、ほっこりしたり、昔から今をふりかえられたり、生き方のヒントになるような、若い人にも見てもらえるような本ができたらいいなあ~

 

 

 

『めぐみおばあちゃんが若い時に、戦争を経験したおじいちゃん、おばあちゃん達の大切なお話を聞いたんや。今も日本は戦争ができない国になってるんは、この人達がな、戦争はあかんよ〜って色んな知恵や生き方を教えてくれたからやねんで〜』と

 

と読み聞かせながら自分の孫に言えるような、社会が、本ができたら本望です。

 

 

 

 

 

ちりつもばあちゃんもおすすめですよ~↓

https://www.amazon.co.jp/ちりつも-ばあちゃんの幸せになる-ぽっと明るく-もっと楽しく-暮らしの知恵をお福分け/dp/4880434329

 

この本の作成ストーリーもなかなかパンクで、おばあちゃんのことを本にしたいという女の方きて、最初は検討というか色々考えたみたいですが熱意で敢行した本なんだそう。このほんも人気です。99歳のおばあちゃんの生の知恵が入って、ほっこりして、読みやすいです^^

 

 

古井戸に落ちたロバはこちらから^^↓

https://www.amazon.co.jp/インディアンのティーチングストーリー-古井戸に落ちたロバ-北山耕平/dp/4880434221