諦めても、逃げてもいい。それが道を開くかもしれないから。
今、自律神経失調症であまり動けなくなっているので、休養とりつつそこまで休まず(休めず?)動き続けてきた看護師時代、いやそれ以前からの根本的な癖の根元をちょっと掘り出して手入れしてみるか~と今いろいろ反省の棚卸しもついでにちょこちょこやっているんです。
そこで、友人ちょろりに去年「自分の洗い出ししてみいや」と夜遅くまでつき合ってくれて、20歳の時の生き方を聞き出してもらいました。
そしたら、、意外なことがわかってきたんです。
逃げた場所で諦めたことで、そのきっかけで今に大きくつながっていること。
「写真を始めたなんとなく理由は特にない」と思っていました。
就職辞退して、スリランカやケニアにバックパッカーでいくので一眼レフを中古3万円で購入して記録撮ろうかな~なんて思ってたくらい。向こうに行っても撮らなさすぎて現地人に「お前、写真撮れよ!貸せ俺が撮ってやる!」なんて、観光地いってもボ~としてたり、ファインダーという機械を通して人を見るより、自分の視神経を使って自分の眼球でその場を見たい!!くらいに思っていたので撮るムラが激しかったんです。(保健医療活動もしてたので撮るどころではなかったですし)
ちょろりに「絶対きっかけあるやろ!!」と言われても、
め「え、全然わからん。覚えてない。」
を何回か繰り返してたんですけど、思わぬ違う角度から見えてきました。
大学に通っていた時、全然なじめず、皆同じに見えて、女子のグループ的なものにも疲れていた時、なるべく早く家に帰っていたんです。
なるべく学校にいる時間を減らすため、出席を取らない授業は家で勉強して試験は通してと徹底していました。
なんで、この大学に入ったんだろう…これが4年間続くなんて地獄……。でも、勉強だけは陰でしとこ…と思っていました。もう先生や同学年から見れば言う事聞かんし本当に発達障害やろこいつ…ていうぐらいの不良看護学生だったと思います。
そんな面白くない大学生活の時に、地元大阪の近くの大学(家からチャリで15分の所)のサークルに入ることになりました。
色んな学部があって、色んな地方から来て、私にとって窮屈な自分の大学から解放される場所だったんです。自分の大学の学生より仲良くなって、色んな話をしたり、アホなことしたり、私は自分の大学友人といるより世界が広がったように見えた。
ある意味、自分のいる場所からそこに逃げていたっていうことでもあります。
他大学のアホなことができる仲間が大好きになって、関西の悪ノリといいましょうか。
私は、大好きな友人達のアホなところを撮るのが好きになり、また顔のドアップをしては微細な毛穴のドアップをしたり、食べている所の口のドアップを撮って遊んでいました……笑
そこで、携帯で撮っていたので、機種変更の時期にくれば、なんかカメラ機能が卓越した機種とかでてるやないですか。
大好きな友人達の恥ずかしい毛穴など、鼻など、口など、ドアップしていじめる?ために比較してなるべく目を血走りながら良いカメラ性能の機種をかなり真剣に選んだりしていました。
ちょろり「それ、写真好きになったきっかけちゃうん笑」
め「あ、そうかも…笑 ほんましょーもない理由やな…笑」
まさか、逃げた場所でアホな写真を撮り始めたことが、今やってることに繋がっているやないですか!!!!!
と、気づかせてもらいました。
なんか、「逃げる」ってまだまだネガティブな雰囲気醸し出してるじゃないですか。
自己啓発や、引き寄せなど、結構前向き思考もまだ残っていると思うんですが、
別に「逃げた」としても、自分を責めるのではなく今の目先のことだけで判断するんじゃなくて、もうちょっと長いスパンでゆったり時を待つということもアリなんじゃないかと思います。
自分の決めたことだからって、それに固執しまくって自分の首を絞めまくるよりも、
逃げる=ええかんじに方向転換してみる
逃げる=押してだめなら引いてみる
みたいな要素も入っていると思うんです。
自分自身なかなか、決めたことはやりきりたい!と思ってしまう性格なんですけれども、
果たして道はそれだけなのか…?と思う事もあります。
努力したら、、頑張ったら……といって、必ず成功するわけでもないと思います。(成功の定義は人それぞれですが)
だから、自分が壊れるくらいになるんなら、「逃げる」「諦める」も、方向転換するために必要な良い条件だと思うんです。
私も、今何に執着していて、何に固執していて、何を手放していくか、を整理しているところです。
きっと自律神経失調症になったのは、何か体がそっちちゃうでアホ~と言ってブレーキかけてるからだと何となく体が感じるんもんでして。
なので、いいかんじに逃げるかもしれん!!笑
で、どうなるかわからんが、それも人生。
大学時代、自分大学から逃げて、そことやっていくより諦めて外の世界をもっと見たいと思ったから、今につながっていると思いました。
その時、置かれた場所では咲けなかったけど、今思うと逃げて諦めたことで、写真が好きになったり、他の大学の人達に触れることで、海外に行こうという視野が持てたんです。
結果、大学卒業後、内定を辞退してバックパッカーに出て世界が変わりました。
だから、逃げても諦めてもいいというカードが将来どのように化けるか、楽しみにドキドキしながら出してもいいと思うんです。
ちょっと怖いかもしれないし、自分に落胆する時もあるかもしれないけど、
悪いだけのものではないということを、今日は伝えたいなあって思いました。