実験室「め」

救急看護師を辞めてフォトジャーナリストへ。自分を生きてみたら何が起きるか実験中

人間が立ち入ることのできない、現実の向こう側にいる時気持ちいい

南は瀬戸内海、北側一面は山に囲まれた小さな限界集落で今日々暮らしています。

今までなら、結構限界突破してがんばってしまう癖があったんですが、自然といるのか、

「ま、いっか。休も!」ってお散歩したりしてだいぶ体調も戻ってきました。

 

近くには、わき水がありいつでも飲めるのがナカナカイイカンジ~^^

 

 

朝起きると、部屋からは一面の山々と空が広がり、風が吹いて毛穴から全部空気を吸いたくなる。

育った稲達の上に小鳥が何匹も気持ち良さそうに泳ぎながら飛び回っている。鳥も楽しいという感情があるんかな?

 

 

 

 

 

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夜になると真っ暗になり、虫の声が一晩中聞こえて来て、闇が怖いのに安堵する時がある。

街頭がないから宇宙は都会では見れない星々が見えて、天の川がくっきりと見えた時、

叫びたくなるような感動と、どうにかなってしまうんじゃないかという宇宙の謎に対する恐怖も一緒に出てくる。

 

私は、たぶん、夜が怖いのにどこか好きなのかもしれない。

 

 

また朝になって、太陽って気もちいな~と草をむしっていると虫達が私から逃げている。

ごめんごめんと思いながら草むしりを続けていると、

 

バッタが交尾していた。

 

 

子どもの時から生き物を見ると、生き物の造りの完璧さに感動してしまう。

あの小さい緑色の筒みたいな身体で生きてるってどうやって生きれてるんや!?と思う。

 

人間はそんなに偉いのかな?と思う。

ほんの一部のことを知って、科学だの技術だの言っている。

コントロールできると思って自然を破壊していく。

 

 

都会を少し離れて、自然の中に暮らしていると、

人間が自然の中に入らせてもらっているんだなあと感じる。

私はよく忘れてしまうから、常に感じて生きる感性を持ちたいと思う。

 

 

人間が立ち入ることのできない、現実の向こう側にいる時はきっと、

自然に自ずとお頭を下げる時なのかもしれない。

 

 

最近の暮らしの備忘録でした。