活躍なんかしなくていい。生きて在る。それだけで幸せ
今まで、何かをしないと、何かを残さないと思っていました。
まだ、その幻影に追いかけられそうになる時もあるけど、
今では、「我、今ここに在る」という感覚で生きたいと思うんです。
４年前ほど震災支援に行った後、宮沢賢治の故郷、博物館に立ち寄ったことがあります。
その時はまだ、看護師で「ああ、あの雨にも負けずの人だなあ」というくらいに終わったのですが、今では生きていたら宮沢賢治と哲学や生き方、生と死について語り合いたいと思うようになりました。とっても楽しいだろうなあ…なんて。
ふと、宮沢賢治の雑誌の特集を見ていて、「生きて在る。それだけで幸せ」という言葉がありました、そんな思いを持ちながら生きていた人なんだと思いました。
妹の死を見、自らの命の期限が迫る中、自然と調和した考えの中生きていたのかなあと。
生前自費出版で２冊本を出し、没後世に作品が知れ渡った宮沢賢治。その後未だに色んな作家などに影響を与えまくっている。
自分なんか生きる価値ないと思っていた私。
「生かされていることだけで、もう幸せだったんだ」とやっとインディアンの人達や色んな人に諭してもらい、ぶれそうになった時、目先のことに目が眩みそうになった時、それを思い出すんです。
もう、生き急がなくてもいい。何かをしなければ認められないなんて生き方しなくてもいいんだ。
と、色んな人の生き方に教わったからです。
看護師時代は、常に急いでいました。
一刻争う場所なので、まあそれはいいとして、でも中々自分の時間は取りにくい環境ではありました。
前職を辞め、カメラマンになり色んな現場に行った時、そこで起こっている諸問題は
人間は急ぎすぎていて、大切なものを見れなくなってしまったのではないかと、
そう思うんです。
新幹線があるのに、約１５分早く着くリニアモーターカーの開発。
そのために約１００キロほど山に穴をあける予定だそう。
便利になった携帯電話。
必要以上ではありませんか？
本当は、使いこなせていると思い込んでいるだけで、
急ぎすぎて人間が追いついていっていないじゃないかと思う。
何かをしなければならないと、
お金を稼がなければならないと、
競争に勝ち残らないといけないと、
もう、本当は人間は疲れているはずなのに、気づいないふりをして毎日を生きる。
この国の常識を大事にするのはいいけど、自殺者年間３万人の国の常識なんて私は
従いたくないと思うんです。
個性を尊重するというものを掲げながら、
少し変わった人を、怖いから、変だから、よくわからないからと言うて、
排除する。
きっと自分の個性を認められていないから。
認め合おうと掲げながら、
本当は自分を認められないから、他人も認められず
言葉だけ先走りしている。
何かを埋めようとして、
お金という見えやすい物体にしがみついたり、
何かに勝つということや、何かをするということに
執着をしてしまう。
生きる幸せって何なの？と
聞かれた時、何と答えるか。
ただ生きていて、ここに在れるだけで幸せと
言えることが、私は幸せなんだな〜と今は思います。
何かをしなきゃ生きる価値なんかない。
と思っていた私は、
ああ、もう生きているだけでよかったんだ。
と、頭ではなく身体全身の細胞が叫ぶようなそんな感覚。
それを色んな民族の人達や、森や、川や雨や、火、そして自分の心臓に教えてもらったんです。
じゃあ、何もしなくてもいいんですか？
と言っているわけではなく、
別に何もしなくてもいいと思うんですけど、
穴埋めでするのではなく、
ここに在るという感覚を大切にした上で、内からわきおこるものを誠心誠意
やるという感覚でしょうか。
で、守りたいものがあれば守るためにやればいい。
だからきっと、インディアン達は権力から先祖の土地や誇りを守ってきたのだと、
だから台湾のタオ族は、自然からもらった命があるから核廃棄物を撤廃しようと、
だから沖縄の人達は、戦争に向かない優しい文化の島でありながら戦火に巻込まれ、命を守ろうとして
基地をなくしてほしいと、
行動しているのだと思うんです。
内からわきでるもの
それが、天命になるのではないかと。
そう思います。
よく、楽しいことや幸せな時って何ですか？と聞かれますが、
今あなたと話してる時楽しいし、幸せって答えます＾＾
うふふ。
楽しいじゃんね＾＾
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