実験室「め」

救急看護師を辞めてフォトジャーナリストへ。自分を生きてみたら何が起きるか実験中

テロリストは誰だ

ケニアナイロビのスラム街でケニア人の家族と一緒に住んでHIV対策のお手伝いをしていた私。
前回記事
 
その後ナイロビからバスで6時間ぐらいボコボコ道にゆられ北東部ガリッサという町へ移動しました。
20年年以上その土地に移り住み、ガリッサを支えて来た日本人のご夫婦が開くMIKONOに滞在させてもらうことになりました。
 
 
MIKONOはガリッサで病院を建てたり、井戸を掘ったりと真剣な態度にガリッサの人達にとても信頼されているところでした。私はMIKONOの病院でお手伝いさせてもらえることになりました。
 
 
 
その病院には40分ぐらいトコトコあるいて通っていました。
北東部までいくとソマリ族が住み、宗教はイスラム教が多かったです。
 
 
 
色んな景色が見えるから、歩くのはとっても好きです。

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トコトコ…

 
 

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ドアがとっても可愛いんです。
 

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毎日お肉やさんの前を通っていたのでお友達になりました。

 

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 布屋さんも!

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綺麗やね^^
 
 
実は、ナイロビにいた時のケニアの家族や友人たちに
「え〜!ガリッサ行くの!!?ソマリアからテロリストが流れてるっていうし危ないよ!ソマリ人は横暴だしテロ起こったらどうすんのさ!」
なんてよく言われてたんですよね。。
 
でも、実際行ってみたら皆めっちゃ助けてくれたんですよ。
道に迷えば乗り合いバスに一緒に乗ってくれて目的地までおろしてくれたり、
熱い日病院に行く道中、トラックの運ちゃんが声をかけてくれ「乗せてってやるよ〜」て病院まで遠回りしてでも乗せてくれたり。
わからないことは色々教えてくれたり、
 
あれ…?実際聞いたことと自分で会った人達は全然違うなあ。
 
なんて思いました。
私がたまたま運が良かっただけと言われればそうかもしれません。
 
でも、あの部族は横暴とか、あの宗教はテロとか、あの国は…とかそれ誰の何の情報?って思うんです。
会ったことないのになんで全員悪だ!って決めつけるの?って当時思いました。
 
 
今カメラマンをやっていて、不安や怒りを煽ったり分裂を起こさせるように煽るのは、
メディアの情報操作ということがわかりましたが、
 
このバックパッカー時代の一つ一つの経験が、鵜呑みにせず自分の足で見ることにつながっていきました。
北朝鮮に行った時も、実際会ってよかったなって思います。その話はまたおいおい。
 
 
次号、ケニアガリッサ編「プロポーズは診察室で」をお送りしますw
続く

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パクパク

あ、ご飯も私のためによく分け与えてくれてました…