実験室「め」

救急看護師を辞めてフォトジャーナリストへ。自分を生きてみたら何が起きるか実験中

きっと僕たちは色んな世界を見たかったんだよ 〜私は趣味も夢もないけど、それに捕われずに「ない」ことを楽しむことが前進させてくれることがいっぱいある〜

趣味も夢もこれ!というものがなく、それで悩んできました。

本やイベントで夢を持とうーー!!いえーーーい!!!なんて言われ、

夢を書いてくださいとか発表してくださいとか強制的にやらされそうに

なるのがいつも頭を悩ませるんです。もう逃げ出したい!!!w

だってないんやもん。

 

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本屋には「夢」や「成功」本が並び、夢がないといけないみたいな雰囲気になっている

気がして息苦しかった。

 

夢を持っていない自分ってダメなんじゃないか…?

やりたいことがない自分ってダメなんじゃないか…?

 

なんて焦ったり、落ち込む事が多かったです。

 

でも、なんとなく理由はあんまりないけどやってしまっている

ことがあることに気づきました。

 

なぜか戦争時代の話を聞くことをしてしまう。

 

よく戦争の証言を聞いているのは何でですか?って聞かれると困るんです。

そりゃ綺麗事を並べて理由は言えるけども、

 

「本能的に聞きたかっただけ」

 

としか私の中では言いようがないんですわ。

常に理由を求めている私には、理由がよくわからない衝動がずっと謎だったんです。


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※沖縄激戦区の首里鉄血勤皇隊にいた大田さん90歳


 

ある日神社で台湾人の友達J君と出逢い色んな話をしてました。

彼は15カ国語を話すトリリンガルで彼の努力や能力もあったと思う、

 

でも義務じゃなく純粋に知ることを楽しんだりする、

「楽しみながら進む力」がJ君にはあるんじゃないかと私は睨んでいる。

 

 

で、彼には特攻隊の時の突撃したフラッシュバックを持っている。

J君は私に、

 

「ねえめぐちゃん。僕もめぐちゃんも色んなことに興味があるでしょう?

 きっと戦争で僕たちは若くして死んでしまって、きっと色んな世界を見たかったんだと思うんだ」

 

なぜか心の深部の何かが動いた気がした。わかんないけど泣きそうになった。

 

 

私には前世があるかわからないし、戦時中の記憶やフラッシュバックはない。

でも大学生の時から特攻隊の手紙を見まくったり、現に特攻隊の前世や記憶を持っている

という人がJ君以外にも私の周りに数人おることを思い出した。

 

 

そうなの!夢はないけど、色んなこと知ったり見たりするのがめっちゃ気になるねん!!って何か弾けた。

 

 

もうそれでいいじゃないか。

夢はなくてもいい、「ない」ことを楽しみながら目の前のことをやっていこう。

やりたいことに理由なんかいらない。

一つ一つ理由を確認するやりたいことは、本当はやりたいことじゃないかもしれない。

 

 

夢はないけど、自分の信念はちゃんと持って、日々の雑踏で忘れそうになったら

立ち止まってもいいから確認しながら、

日々を生きていこうと思った。

そしてら、想像もつかないことが次々とおこっていきました。

 

 

そんなことを書いていこうと思います。


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